ふと思い返していたんですが、子供の頃から「取扱説明書」的なものを熟読するの好きだったんですよね。

ビデオデッキとかの家電系はもちろん、ファミコンのカセット新しいの買ったときとかも、まず説明書を隅々まで読み込んでからゲーム始める少年でした(笑)

その性格は今でも根底にあって、何か新しいことを始めようとすると、けっこうな時間かけて「その分野の基礎知識、常識、歴史」などを深く調べがちで、実際に行動するスピードが遅かったりするんですよ。

仕事では損することも多かったんだけど、逆に世の中には「マニュアルなんか全く読む気がしない」ってタイプの人もいるわけで、そういう人はスピード速いけどテキトーだったりするので、自分としてはやっぱり「じっくり丁寧にいい仕事する」ってのを強みにして行きたいなーと今は思ってます。

実は10月に会社を辞めました。2007年から9年在籍して、最初6年は大手に常駐、最後3年が本社勤務でした。

常駐時代は仕事の幅も自分の裁量も狭くて、仕事としては正直「退屈だなー」と思ってました。だから本社に戻った当初は楽しくて仕方なかったんだけど、忙しすぎて自分本来の「じっくり丁寧に」というスタイルでやってる暇が全然なく、次から次へと来る仕事の中でダッシュし続けてた感じがします。かなり濃密な3年間で相当スキルアップできたけど、元来のんびり屋さんの俺がダッシュし続けるのは流石に限界が近づいていたので、心身に支障を来す前に辞めちゃいました!

今振り返ってみると、大手に常駐してた頃の仕事内容の方が、むしろ自分の性格には合っていたような気もします。とことん丁寧に進めるタイプの業務だったし、日々の単調な仕事の中で「いかに自動化してラクできるか」とかいつも考えてたので、意外と「プログラマーっぽい思考」をする機会も多かったですし。

僕は「プログラマー」でありたいと強く思っています。「プログラマー」という言葉の使い方は会社によって千差万別で、「単純作業するだけの工員」を指すことも多いのが残念ですが、良いIT企業なら必ず「プログラマー」をリスペクトしているものです。

もともとプログラミングが大好きでIT業界を目指したのに、気がつけば社会人になってからの9年間、本業ではほとんどコードを書いていませんでした。でも「職業は?」と聞かれたら「プログラマーです」と毎回答えるようにしていました。それは「プログラマーでありたい」という希望も込めて。

というわけで今ワタクシ、無職です!有休消化も含めると9月1日から仕事してません!次に入る会社では「プログラマー」としてとことんバリバリやって行きたいと思っているので、そのレベルの技術をつけるべく1人で勉強してます。

そしてもうしばらく勉強に集中させてもらうため、家族で実家に戻り親世帯と同居することにも決まりました。この先高く跳ぶために、一旦スネかじらせて頂きます!家族に恵まれてることが本当に何よりの幸せです(´;ω;`)

そんな中で最近は色々人生を振り返ることが多く、「取扱説明書」好きで「じっくり丁寧にやりたい」自分の性格を再確認してたのでした。もちろん全てにおいてじっくり進めてたらダメなことは分かってますけどね。でも「じっくりやりたい性分だ」という事実は、欠点というよりは強みとして、今後の色々な場面で大切にしていきたいと思ってます。

えらい長々と書いてしまいました。年末ですねぇ。読んでくださった皆さん、ありがとうございましたm(_ _)m