ざ~ちゃんブログ

プログラマーです。 富山県の旧細入村でリモートワークしてます。 プログラミングとPerfumeと動画制作が大好きです。

2012年05月

僕の目に映るPerfumeは『アイドル』だった。〜沖縄ライブ『海パーン!!!』レポート〜

TwitterではPerfumeのことばかりつぶやいてますが、ブログにはPerfumeのこと今まであまり書いてませんでした。書いても動画の紹介ばかりでした。しかし、今回参戦した『Perfume 3rd Tour 「JPN」打ち上げ公演!海パーン!!!』があまりにも素晴らしすぎたので、初めてライブレポートなるものを書いてみようと思います。

JPNツアー本編は3箇所行きました。さいたま、新潟、名古屋です。さいたまに参戦した時、ライブ終了後スクリーンに「追加公演!」と発表されました。なんとラストは沖縄で野外!一緒に観た友達と「沖縄行くか!」と話してて、本当に参戦することになりました。倍率高かったチケットも無事当選。名古屋ライブ一緒に行った友達と、その奥さんと合わせて4人で行く予定だったんですけど、名古屋の友達は仕事で行けなくなったので、チケット4枚のうち2枚はTwitterで探して譲りました。

チケット届いたら、何と最前Sブロックの、整理番号11〜14番!!神席であります!!!!今までそんなに近い席だったことはありませんでした。チケット届いた日は震えが止まらなくて手汗が半端なかったですねww
d25fb928.jpg


5/26(土)に、人生初の沖縄に降り立ちました。チェックインしてる時間が勿体なかったので、空港からレンタカーで即会場へ。すでにグッズ販売は長蛇の列でした。
7a2d5023.jpg


1時間ちょっと並んで、『海パーン!!!セット』を購入。さっそく靴をサンダルに履き替えました。ジュース飲みながら一息ついてたらもう時間は4:00。開場が4:30だから、もうそろそろ並んだ方がいいかな〜と思って入り口の方に行ってみたら、ちょうど人が並び始めたところでした。Sブロックの中では1〜99番までが同じゾーンで並ぶことになってました。普通はその中でも整理番号順に並ぶもんなのですが、今回はそこらへんスタッフさんがテキトーで、1〜99の中では完全に早い者勝ちで並んでましたねー。僕らは前から3列目に陣取って並んでました。入場ゲートは4つに別れてたので、そのうち1つのゲートの中で一番最初に入場!「走らないでくださーい」と声が飛んでるので、叱られない程度の競歩で席に向かいます。そして最前列のほぼ真ん中をゲット!近い!!あまりにも近い!!!!お互い手を伸ばせば触れられる距離です!!!!!

去年のダンスコンテストで、地元庵谷の友達と『Thefume』を結成し、祭りのハッピを着て踊りました。その後一人でバージョンアップ版『本気カメラワークで踊ってみた』の動画を公開しましたが、それも同じハッピを着ました。JPNツアーでも、その庵谷獅子舞保存会ハッピを毎回着て参戦してたんですが、ずっと借り物ではなんなので、新作動画に向けてこんなハッピを作りました。字は書家山内改行さんに入れていただきました!ホントは沖縄前に撮って公開したかったんですけど、ダンス練習する余裕がなくてできませんでした。なので、今回の海パーン!!!がこのハッピのデビュー戦です!
b8a13a8a.jpg


あ〜ちゃんはいつもコスプレしてる人とかを客いじりするから、今回俺もいじってもらえるんじゃないかとメチャクチャ期待して、開演前は緊張で喉渇きまくって苦しかったですw

そして、いよいよ開演!GLITTERアルバムバージョンの前奏が流れて、開場は大盛り上がり!しばらく音楽だけが流れて、サビ直前に3人登場!!!近い〜〜〜〜!!!!!!Perfumeが、今までちょっと離れたとこから眺めるだけだったPerfumeが、ホントにすぐ目の前にいる!!!!!3人とも、もの凄く可愛い!!!!!GLITTERはシングルバージョンの振りは踊れるので、最前列でガッツリ踊りました!

今回のライブはJPNツアー本編とは全然違ったセットリストで、スクリーンなし、花道もなし。MCの間隔が短くて、数曲やってちょいちょいMCを挟む感じでしたね〜。で、珍しく客いじりはありませんでした。スクリーンがなくていじってるお客さんの顔が他の人にわからないって理由もあったのかな?いじってもらえたら嬉しかったんだけど、でもね、そんなことは大した問題じゃないんです。すぐ目の前に、あこがれのPerfumeがいて、歌って踊ってる。それを2時間ずっと観ていられることがホントにホントに幸せでした。けっこう客席を見渡してくれるから、目が合う瞬間も何回もありましたよ(*^_^*)

あ〜ちゃんはやっぱり涙もろいんだね。近くで見てるとよく分かったけど、歌ってる途中でお客さんの方を見ながらうるっと来てる瞬間がけっこうたくさんありました。これだけ大スターになったのに、感謝を忘れない気持ち、本当に凄いと思う。3人は仲良しなんだな〜ってのも、近くで観てると今まで以上によく分かりました。あ〜ちゃんが戻る位置間違えそうになって、のっちが「こっちこっち」みたいに手招きして「てへっ」て感じであ〜ちゃんが寄ってったりとかキュンキュンします。あと、3人とも奥に行ってしばらく水飲んだり髪直したりすることあったんだけど、その時の3人の楽しそうに話してる様子、あ〜ちゃんがゆかちゃんの髪をとかしてあげてたり、そんな細かい仕草が全部見えてキュンキュンしました。ますます3人のことが好きになりました。

時間の経つのは本当に早く、あっという間にアンコール。着替えて出てきたんだけど、その時、3人の付けてるアロマオイルの匂いがふわっと香ってきたんです!周りで観てた人みんな「いい匂いする」って言ってました。ハーブみたいな心地よい微かなカオリ。Perfumeの香りをかいでしまったよ!!!もうホントに幸せすぎて、幸せすぎて。アンコールでは、ツアー本編でやらなかった『Perfume』を歌ってくれました。久々の「You!You!」コールは楽しかった。そしてそして、一番最後、サプライズで花火が上がりました!それも数発じゃなくて、100発以上は上がったんじゃないだろうか。めっちゃ長くて、3人もステージで座って観てました。のっちは「すげー!」って感じで楽しんでて、ゆかちゃんはうっとりしてちょっとホロッときてる感じ、あ〜ちゃんは号泣でした(笑) 沖縄で、Perfumeのすぐ近くで観る花火。格別でした。

Perfumeが『アーティスト』なのか『アイドル』なのか、昔からファンの間で議論がありました。今では『アーティスト』であることは誰の目にも明らかですが、テレビなんかでも、あまり『アイドル』扱いはされなくなってきました。『アーティスト』と『アイドル』は相反するものではないと思います。アーティストでありつつ、アイドルという言い方もできると思いますが、「アイドルではない!」と頑なに主張する人もいますね。これには絶対的な答えなんかなくて、それぞれの人が自分の思った通りに思っていればいいのでしょう。さて僕はというと、今までは「色んな意見があるよね〜」程度に思ってて、そんなに深く考えたことがありませんでした。でも今回の『海パーン!!!』に参戦し、僕の中での答えが見つかりました。

最前列で、お互い手を伸ばせば届く距離に3人がいる。テレビでDVDで観続けて大好きだったPerfume。ライブにも何回も足を運んだけど、そこまで近くの席では今まで観られなかったPerfume。憧れ続けたPerfumeが、今、ホントにすぐ目の前にいる。僕はその状況で、ただただ夢中になって3人のことを見つめ続けていました。「かわいい〜」って思いながら、一瞬でも目を離したくなくて、夢中で、ひたすら夢中で見つめ続けていました。そしてある瞬間、ふと冷静になって気付いたのです。僕が今抱いてる感情は、『アイドル』に会えた喜びなんじゃないかと。僕の目に今映っているPerfumeは、僕にとっては『アイドル』なんだと。

そう、僕の中で、Perfumeはアイドルでした。紛れもない、可愛い可愛い、最高のアイドルでした。



高校文化部で求められる『高校生らしさ』

高校時代、『放送演劇部』という部活に入っていました。別に『放送演劇』なる特別な活動があるわけではなく、普通の放送部の活動と普通の演劇部の活動を、完全に合体させた部活でした。大会の時期がずれてるので、頑張れば両方できちゃうんですよ。めちゃくちゃ忙しかったけどねー。放送の大会ではテレビドラマとかラジオドラマとかを作ったりもするんですけど、演技が出来る放送部員て世の中に少ないから、そこら辺はとても有利でしたね〜。

当時うちの高校は、アメリカの『テスピアンフェスティバル(全部高校演劇祭)』という非常に大きな大会に、3年おきに出場してました。富山の高校生が渡米して芝居するんですよ!なんでも創部初期にたまたま招待されて、その時の芝居が大好評だったから「毎年来て!」って言われて永久出場資格をいただいたそうなのです。毎年は経済的にも大変だから在学中に1回行けるように、3年おきになってたんですけどね。俺がアメリカ公演に参加したのは2年生の時でした。(ちなみに今は出場資格を返上し、アメリカ公演には行ってないみたいです。)

日本の高校演劇というと、『高校演劇』という演劇のジャンルがあるかのごとく、良くも悪くも「あ〜、高校生だな〜」って感じの芝居をする学校が多くて、実際に大会での審査も『高校生らしい』芝居が評価される部分が大きかったです。そんな世界しか知らずにアメリカの高校演劇を観て、度肝を抜かれました。プロ並みです。演技もダンスもセットや照明もめちゃくちゃレベル高くて、『高校生らしい』とは思いませんでした。ブロードウェイとかを本気で目指してる人たちが集まる全国大会だから、『高校の部活』としてやってた当時の俺らなんかとは、そもそも意識が違うんですよね〜。

で、別に「日本の高校演劇も、アメリカのテスピアンみたいにプロと同じようなことやれ!高校生らしさなんか求めるな!」って言いたいわけじゃありません。少なくとも俺はプロの役者になる気なんてなかったし、あくまで『部活』でしたから。高校生が作る芝居に高校生らしさを求めること自体は、全然悪くないと思います。俺が問題だと思うのは、『高校生らしさ』を高校生が狙って出そうとしてないか?ということなのです。

演劇だけじゃなくて放送でも、高校生らしさは求められました。NHK杯放送コンテストのテーマが『われら高校生』だったりして、『高校生の視点で作った番組が見たい』みたいに募集要項に書いてあった気がします。そんなことを言われると高校生自身としても「よし、高校生らしいものを作ろう!」って思いますよね。で真剣に高校生同士で「高校生らしい作品とは何か、どうやったら高校生らしさを出せるか」なんて話し合ったりして、結局よくわかんないなーって行き詰まったりしてました。俺は放送部と演劇部しか知りませんが、他の高校文化部も似たようなことが多いんじゃないかと想像してます。

俺の代は放送でも演劇でも、大会でそれなりのいい結果を出してきたと思います。講評でも「高校生らしくて良かった」と言われることが多かったのですが、振り返ってみると、作品を本格的に作り始めてからは「高校生らしさを出そう!」なんて全然考えてなくて、単純に自分たちのやりたいことを、思いっきり楽しんでやっていた気がします。一番最初は「高校生らしさって何だ〜…?」とか悩むんですが行き詰まって、そのうちそんなこと忘れて夢中で作品を作り始めて、完成してみたらとても高校生らしかった、って感じです。

中には『高校生らしさ』を狙って出せるツワモノ高校生もいるでしょう。でも、ほとんどの人はそんなもの狙って出せないと思います。『らしさ』ってのは演出するものじゃなくて、にじみ出るものだと思います。だからね、やりたいことをやりたいようにやればいいと思うんですよ。「こんなことしたら高校生らしくないんじゃないか」とか思っても、突っ走ればいいと思うんですよ!所詮高校生なんですよ。普通の高校生達が集まって、自分たちのやりたいことやったら、嫌でも『高校生らしく』なります。だから見方を変えると『高校生らしい』って、『高校生がのびのびとやりたいことやっている』ってことなのかも知れません。

世の高校文化部員に告ぐ!
『高校生らしさ』なんか狙って出そうとするな!
ただのびのびと、やりたいことを、やりたいようにやれ!
『高校生らしさ』なんて後から嫌でも付いてくる!!!!!


ミスチルの『名もなき詩』にこんなフレーズがあったのを、このブログ書きながら思い出しました。

知らぬ間に築いてた自分らしさの檻の中で
もがいてるなら誰だってそう
僕だってそうなんだ